
当店の仕入の半数は農家からの直接仕入れです。米の流通には、計画流通米、自主流通米など何種類かの流通経路があり、その中に計画外流通米があります。これはもともと農家が自分で食べるために作付けしたものですが、法改正により現在は、計画外流通米も一般市場で流通するようになっています。 米流通の規制緩和があった平成8年、家業を魅ぐにあたって、単に仕入れたものを販売していたのでは生き残っていけないと考え、精米機の導入に踏み切りました。
自社ブランド商品やオリジナル商品を持つことは、スーパー等他の競合する流通経路との差別化が図れるうえに、価格競争ではなく品質競争により、適切な利益を確保することも可能になります。言い換えれば、当店は小売店でありながら、メーカー機能を持つことで初めて独自性が発揮できると考えました。
JAS法や食糧法等の改正により、所定の届け出や許可を受ければ、民間企業であっても米の「随時検査所」として認定され、品質検査や品質表示を行うことができるようになりました。この認定を受けるには、年間生産量や産地を明確にすることが必要なため、申請に必要な「耕作証明書」の作成を農家の方にも協力して戴いています。
当店で品質検査と品質表示を行うことができるようになり、ブレンドもできるようになりました。ブレンドというと粗雑な印象を与えるかもしれませんが、米は品種ごとに味覚や食感など様々な特徴があります。例えば、お寿司やチャーハンといった料理には、日常、ご飯として食べる場合とは別の組み合わせの方がおいしいものです。
「コメマルシェ」は全国の850店あまりの米穀店が集まった「全国米穀店経営研究会」のロゴマークの名称です。この研究会は「おいしいお米を販売する米穀店」「消費者のために努力する米穀店」「役立つ情報が得られる米穀店」を目指した全国組識で、地域一番店を目指す経営者が集まっています。
私が、本格的に家業を魅ぐことを決意した平成8年から「全国米穀店経営研究会」に入会しています。全国各地での会合や、インターネットを使った情報交換などが行われており、知識を得る場というだけではなく、自分自身の意識の高揚にも大変役立っています。
また、遠野市では今年から一店逸品運動への取り組みを始めており、当店では「コメマルシェ」を自社ブランドとした展開を図っていこうと考えています。

